EMボカシネットワーク北海道支部2008年総会及び公開講座開催のご報告

       開催:平成20年7月26日(土)、27日(日)
       場所:北海道幌延町北星園、幌延町公民館

 EMボカシネットワーク北海道支部の2008年の
総会と公開講座が去る7月26日と27日で、北海
道幌延町で開催されました。


 福祉施設北星園で開催されたボカネットの総会
には、北海道内の各施設の代表が参加されて、
活発に情報交換が行われました。

 施設が主体的に活動しているその様子は非常
に皆さん活き活きしていました。

 札幌のひかり作業所では生ゴミバケツにEMボカシを入れて住民に配布し、生ゴミを入れて
処理してもらい、それを回収して野菜栽培をおこなっており、それに加えて、昨年度は手作り
パンの販売も開始。EM栽培でできた野菜を挟んだサンドイッチは大人気!
 昨年度の売り上げは3,600万円を上げて、施設利用者の給金もアップできそうとのこと。

 また、来年NPO法人格を取得する「エコひまわり」では昨年度2tのEMボカシを売上げて、
さらに生ゴミバケツを約900個販売しました。来年7月より施行される札幌市の生ゴミ処理
有料化が追い風になっているとのとこで、今年はすでに半期で1.6tのEMボカシが販売され
ており、生ゴミバケツの販売もすでに1000個近くになっているとのこと。

 他にも各施設より、EMボカシづくりの際に小石が入ったために210円→150円に割り引い
て販売したところ、非常に好評だったという報告や、EMボカシ5袋購入で1袋分おまけを付
けたり、生ゴミバケツ購入で2袋おまけを付けたところ、飛ぶように売れたという販売アイデ
アの報告が続きました。


【北星園視察】

 午後は会場となった北星園の視察が行われました。
 この施設は町立の福祉施設で入所90名、通所15名の比較的大きな施設です。
 有機野菜の栽培や、合鴨の養殖などの作業指導を行い、施設の利用者の自立と社会
貢献を目指しています。

ガラスハウス(花木の栽培) 園内の生ゴミはすべてEM処理



EM廃油石けん

 (施設で使用する石けんも手作りで大量に作っています)
EM活性液
EMボカシづくり

畑は有機JAS認定を受けています 完全無農薬有機栽培のナス

 北星園ではハウス栽培で有機JAS認定を
 受けており完全無農薬有機栽培の作物を
 作っています。
 


 有機ミニトマト(右)


 また、合鴨の飼育も行っており、雛から育て
 た合鴨は、施設内にある調理棟で調理し、
 北海道内のスーパーや通販で販売しており
 ます。

  幌延町立北星園 −合鴨販売−
  http://www.ansin.info/

合鴨飼育小屋 調理室
加熱調理機 ボカシ攪拌用の除雪機(後ろは合鴨のヒナ)
堆肥場 町内で合鴨料理が食べられるお店

もちろん、合鴨の糞や調理残さ等もEM活性液とボカシで処理して堆肥にしており、これらは
野菜作りの際に使用されます。

また、町内ではこの施設で販売している合鴨の料理を食べられるお店があります。






 【EMボカシネットワーク公開講座】


EMボカシネットワーク総会の翌7月27日(日)
に幌延公民館でEM公開講座が開催されました。
発表内容は以下のとおりです。


1)幌延町立北星園生産活動主査 高橋孝治 氏
 「道北地区におけるEM生産活動状況について」
2)有限会社 システムバイオ 代表取締役 清杉 強 氏
 「酪農におけるEM活動事例について」

3)有限会社カーフ愛 代表 三澤弘則 氏
 「みさわ牧場放牧循環型酪農におけるEM利用事例と取組みについて」

 会場には幌延町長も参加され、EMボカシネットワークのメンバーだけでなく、地域の畜産
 農家の方やEMに興味のある皆様もご参加され盛況に開催されました。


 ※なお、カーフ愛の三澤氏には発表の後、実際に牧場を見学させていただきました。





【有限会社 カーフ愛 −みさわ牧場−】 http://www8.ocn.ne.jp/~sky88/

 カーフ愛の三澤さんは今年6月末から3週に渡って、楽天の牛乳部門ランキングで堂々の
1位を獲得されたとの事。
みさわ牧場では、刈り取った牧草をEMで処理してサイレージを作りますが、EMを利用すると
攪拌を行わなくても、均一に発酵した高品質のサイレージになると三澤さんはおっしゃってい
ました。

 ちなみにサイレージは嫌気状態で発酵させ有機酸、特に乳酸がたくさん含まれているもの
が良質とされますので、非常にEMと相性が良かったのでしょう。

遠くに見える沼までがみさわ牧場です ひろびろとした牧場で草をはむ乳牛
みさわ牧場の牛乳 代表の三澤弘則さん






【マリアート】 http://www.bridal-mariart.co.jp

 旭川市内の結婚式場ですが、偶然、連絡が入り視察することになりました。
 館内のトイレなどはEMで清掃していますが、今回はガーデンウェディングのアーチに絡めてある
 ブドウの樹にスポットを当てました。

式場の全景(上)         


式場の前で支配人の福居氏 
ご夫妻とパチリ(右) 
葉っぱが委縮した状態 樹の根元にEMセラミックスを塗布

 春頃、ガーデンウェディングのアーチに絡めてあるブドウの葉が委縮して、穴だらけになる
 症状がでました。福居氏の息子さんのアドバイスで樹の根元にEMセラミックスパウダーを
 ペンキに混ぜて塗布したところ、病気の進行がピタリと止まり、健康な新芽が出て健康な
 状態になりました。

      健康な新芽が出ています(上)

              ブドウの樹全体の様子(右)
         (委縮した葉は中央下部にあります)

 今後は、トイレ清掃だけでなく館内の清掃もシステムバイオ清杉氏の指導で、積極的に
 EM活用で進めて行きたいとのこと。





【高野雅樹さんの家庭菜園】

 高野氏は今年3月まで西神楽小学校校長を務めておられて、熱心にEM活動をされて
きました。実際、西神楽小学校では、うがいの時にEM活性液を使用して2年間全く
インフルエンザで学級閉鎖が無いそうです(周辺の小学校がインフルエンザの大流行
で軒並み学級閉鎖をしている状況でも問題無かったとのこと)。

現在は、引退され自宅の横に畑を作り、EMで家庭菜園を楽しみながら、EcoMクラブ
(イーコムクラブ)というエコクラブを発足し、地域でEM講習会を行ったり、環境
浄化活動を推進されています。

ビオトープをEMで浄化してホタル放流 EM生ゴミ肥料で育てた家庭菜園
大きく厚い葉のカボチャ






【有機米の栽培 石坂氏】
 石坂氏は、システムバイオの清杉氏の指導で、家族経営
(本人夫婦と娘夫婦の4人)で,有機JAS米の生産を行って
いる農家の方です。

 全圃場面積は52町歩ですが、現在は3町歩が有機JAS
認定を受けて栽培しています。

 水田一枚が1町歩もあるため、EM活性液の散布も自走
式の散布マシンで葉面散布を行います。
5年前に勧められて有機JAS認定を受けて、栽培を始め
ましたが、大体3年目あたりから目に見えて品質が向上
してきたとのこと。

現在は他の水田も減農薬で栽培を進めています。
分けつが多く、太い稲

一枚1町歩もある広大な水田 石坂ご夫妻、ご一緒にパチリ



                               2008/8 EMボカシネットワーク本部事務局